ロミジュリ検定

The Hidden Story

あまりにも有名なシェイクスピア「ロミオとジュリエット」

なんとなくあらすじは知っているという方も多いと思いますが、

まだまだ秘められた魅力がある素敵な作品なんです。

こちらの問題集に挑戦してみると新しい世界が見えてくるかもしれません。


ぜひ一度お試しください♪

Once upon a time,

キリスト教会の司教などを任命する権利は神聖ローマ皇帝が持っていました。
そうした「俗人」による権利の売買が教会の腐敗の原因と考えた教皇グレゴリウス7世は、叙任権奪還を目指し行動を起こします。
幾度もの激しい武力衝突ののち、1122年に教皇派の勝利で一度幕を下ろします。

しかし北イタリアにあるヴェローナはその後もローマをめぐる様々な争いに巻き込まれていきます。

1136年にヴェローナは少数の貴族が統治する都市国家となり、その覇権の奪い合いは個人の欲・派閥の思惑が絡み合い激しさを増していきます。
そして教皇派・皇帝派という名称も本来の意味を離れ、単に対立する相手という意味で使われるようになりました。

ロミオとジュリエットの舞台となった14世紀ヴェローナは、もっとも繁栄を誇った時代であると同時に、もっとも熾烈な争いを繰り広げていた時代でもあったのです。

やがて、宗教・音楽・美術・政治と次々に革命の狼煙があがります。
それは“再生-ルネサンス-”と呼ばれるのでした。


O, how this spring of love resembleth.The uncertain glory of an April day.


ウィリアム・シェイクスピアはペスト流行期の1564年4月に生まれました。


18歳の時に26歳のアン・ハサウェイと結婚し長女を授かると、2年後には双生児が誕生します。
30歳でロンドンの宮内大臣一座に参加し、宮廷座付き作家として「ロミオとジュリエット」を執筆。

数々の作品を手掛け、1600年以降「ハムレット」「オセロー」「リア王」「マクベス」の四大悲劇を完成させ、1616年4月に53歳で没しました。

It’s all about the journey, not the outcome.

演劇作品は「俳優」「観客」「劇場」がそろってはじめて上演ができます。

劇場は建物とは限りません。公園だったり街中だったりすることもあります。

劇をおこなう”空間”と言った方がよいかもしれませんね。

俳優と観客が集まる場所。

今はまだ現実の世界に限られています。

なので演劇作品はその時々の社会性や地域性が反映されることになります。

その時は気づかないことも多いのですが、振り返ってみると当時の流行などが垣間見えてきます。

そして、シェイクスピアの生きた時代、作品の題材となった時代について知ることは未来の私たちにとって価値あることだと思うのです。

ひとつの作品に関わるということは、過去から受け継がれてきた物語を味わい、未来について考えることでもあるかと思います。

それは俳優・観客だけでなく、各スタッフやその感想を聞いた友人たちすべてに与えられるチャンス。

人生に彩りを加える一色の絵の具。

この豊かな東京の演劇シーンにおいては、さまざまな色合いの絵の具がパレットいっぱいに広がっていますので自分に合った色を見つけることが難しいかもしれませんが、どうかあきらめないで。

最高の一作にめぐり逢えるその時まで。

願わくはそれがこの「ロミオとジュリエット=断罪」でありますように。


クリム=カルム sola