RJD作品解説〜ストーリー編・第四幕〜

四日目の昼。

パリスは街外れの教会に行き、ヴェロニカに結婚式を取り仕切ってほしいと依頼する。

モンタギュー家が困窮している今、ヴェローナに秩序をもたらすためにはキャピュレット家の統治を固めてしまうことが一番だと言い、ヴェロニカには改革後の街の新しい象徴になってほしいと伝えた。

そこへ失意のジュリエットがやってくる。

パリスを追いやり、二人きりで事情を伺っているとロザラインがやって来た。

ロミオを逃がすと言うロザラインに一度はすがったジュリエットだったが、状況は何一つ変わらず、むしろ過ぎる時間とともに追い詰められていく現状のフラストレーションをぶつけ、睡眠薬を飲み干し命を絶とうとする。

そこでヴェロニカは一計を授ける。

その計画とは、日曜の婚礼前夜に睡眠薬の量を調整しぎりぎり死なない状態-つまり仮死状態になれるように飲み、ジュリエットは死んだと錯覚させ翌日月曜の葬式まで棺に入れ教会の地下に安置する、ということにしておいて、日曜の深夜にロミオを呼び出し引き合わせヴェローナから二人を逃がすというものだった。

ロミオの居場所を知っているのはベンヴォーリオのみ。

ベンヴォーリオと連絡がとれるのはロザラインのみ。

ロザラインはベンヴォーリオと付き合っているが関係は悪化しており、ロミオに片思いをしている。

そしてロザラインは一つの嘘をつく。

本来ロミオを呼び出す時間は日曜の深夜だが、ベンヴォーリオには「日曜の夕方に来るように」と伝言を頼んだ。

ジュリエットが目を覚ます前にロミオを連れてきて、”パリス伯爵と結婚しろと強制されたことに耐えきれずジュリエットは自殺した”と思わせ、失意のロミオと二人でヴェローナを出ようと画策したのだった。

愛しているのかよくわからないような勢いのまま結婚し、同日その新妻の兄を殺害したロミオは心の支えを欲していた。

ロミオとジュリエットを引き合わせロザラインとよりを戻そうとするベンヴォーリオ。

取り囲む環境、ロザラインへの嫉妬などをロミオへの愛だと自分に言い聞かせ毒薬を飲む決意をするジュリエット。

流されるままに不幸に陥ってしまったロミオを憐れみ愛を注がんとするロザライン。

その兄パリスの胸の内は、ティボルトを焚き付けた結果、弟を失い、ジュリエットを悲しみに落としてしまった自責の念とヴェローナの未来を憂う気持ちと私欲が入り乱れている。

キャピュレットはパリスの不誠実な性根を見抜きつつもジュリエットの未来のためにも娘を託そうとする。

モンタギューは一人息子ロミオの弁明のために奔走していたが、肝心のロミオは探せども探せども見つけることが出来ないでいた。

ヴェロニカは婚姻を取り仕切った責任やこの先の運命を案じ、亡き父親への想いを募らせていた。

激動の物語はいよいよ最終局面を迎える・・・。

「ロミオとジュリエット=断罪」公演特設サイト

「ロミオとジュリエット=断罪」の公演特設サイトです。